シニア人生・これからコンサルティングセカンドキャリア支援コラムジェンダーギャップ(男女格差)世界ランキングの調査結果について

ジェンダーギャップ(男女格差)世界ランキングの調査結果について

ちょっと以前(本年3月)のニュース記事ですが、世界経済フォーラムが行ったジェンダーギャップ(男女格差)のランキングに関する調査結果が、取り上げられていました。

この調査の目的は、世界の国々で男女平等がどれだけ実現しているかを比べることにあります。調査対象が153の国と地域の中で日本は、格差の少ない順で120位という結果でした。日頃、日常生活を営む上で、さほど男女の格差を意識することなく過ごしていますが、改めて調査結果を示されると、「エーホントー、他国と比べてそんなに格差が大きいの?」と、調査結果の内容に驚くとともに、何も気づかず普段を過ごしている自分自身の鈍さがちょっと怖いと感じました。

 

新聞によると教育・健康・政治・経済4分野を対象に調査しているとの説明がありましたが、これだけではどうもしっくりと納得できなかったので、インターネットで詳細が見つかればと、クリックしてみました。すると、前回(2020年公表)の調査結果の項目ごとの掲載を見つけました。それが以下の内容です。お断わりですが、この資料はあくまでも前回(前年)資料です。今回の120位となった詳細ではなく、昨年121位だった時のモノです。

傾向はさほど変わりなく、日本の特徴が浮き彫りになっていると考えますので、昨年の資料を使わせてもらい、それを以下のように要約しました。簡単にまとめると、健康や教育の面では男女の格差はほぼないと言えるのに対し、経済、政治の分野での日本人の男女格差が著しいということに尽きます。

 

日本において経済、政治の分野での男女平等が進んでいないことの特徴を一言で言うと、重要な組織のポジションを女性が抑えてないことにあります。議会での議員数135位、大臣就任率139位、経済組織での上級職への就任率131位、専門職の割合110位、報酬108位と、これらの分野で男女格差の大きいことが示されています。

 

一方、教育分野での評価項目にある、Literacy rate , Enrolment in primary education においては、ランキングで日本は1位です。即ち、若いころの学校生活においては、世界で1番の男女平等国と言えそうです。

 

私は日ごろ、通勤列車での女性専用車の設置など、女性を尊重するような動きに、男女平等の扱いとの関連で戸惑いを感じることがあります。それはそれで安全性の確保の観点から必要なのかもと思ったりしていますが、本来社会が進めるべきことがなおざりにされているのかもという気がしてきました。女性専用車は男女格差の存在をカモフラージュする側面なのかもしれません。

一体、何が問題で、何を是正すればよいのでしょうか?私の会社での生活は40年ほど経験がありますが、結局、女性の上司の経験を経ることなく終わりました。もといた会社を横から眺めてみると、私が会社を離れたのちに一人二人の女性の部長さん、役員さんが生まれてはいるものの、実情はまだまだ女性に活躍の場を与えていないことを示す調査結果の様相です。

 

日本社会も学生時代は、誰もが男女の隔てなく議論をして、女性リーダーがグループを取り纏めるなどしているはずなのに、それがどういう訳か、企業社会や政治の世界に移ると、依然日本の場合は男中心社会のままです。長らく、同じようなことが言われ続けてきましたが、そろそろ日本は男中心社会から脱出しないと、閉塞感に閉ざされてしまうのではと思い始めました。

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